出産後におこなう行事
命名式はやるべきなの?
こどもの命名式にあたる行事は、生後7日目の夜におこなう「お七夜」です。お七夜では、命名式および命名披露だけではなく、赤ちゃんの健やかな成長を祈願します。
具体的には「命名書」をつくり、それを神棚に飾り、神様に祈願します。神棚がない場合は、床の間やベビーベッドの横などに飾ってください。命名書を飾ったあとは、祝い膳でお祝いをします。なお、このときに出す祝い膳は、いただいたお祝いのお返しになります。ですから、お七夜の招待客に、後日改めてお返しをする必要はありません。
この行事は平安時代から続く伝統ある行事ですが、現在ではほとんどおこなわれなくなりました。とはいえ、命名披露として食事会を開くなど、無事に出産を終えた感謝の気持ちをなんらかの方法で伝えることは大切です。
お宮参りのやり方は?
お宮参りとは、赤ちゃんが生まれてから、はじめておこなうお参りのことです。お宮参りでは、赤ちゃんが無事に生まれたことを神様に報告し、赤ちゃんが健やかに成長できるように祈願します。
お宮参りをおこなう日にちは地域差がありますが、男女ともに生後約1ヵ月が目安です。参詣する神社は、基本的に地域の守り神である氏神ですが、最近では有名な神社へ出かける家も増えています。
お宮参りでは、赤ちゃんに白羽二重の祝い着を着せて、他の人も正装をするのが習わしです。そして夫の母が赤ちゃんを抱いて、他の人はつき添うかたちでお参りをします。姑が赤ちゃんを抱くのには諸説あり、そのうちの1つは産後の女性を気遣う気持ちからだといわれています。ですから、お互いの体調をみて赤ちゃんを抱く人を決めてもいいでしょう。また、祝い着も白羽二重にこだわることはありません。最近では、よそ行きのベビー服を着せる人も増えています。
お宮参りで、神主にお祓いをしてもらった場合、謝礼として3〜5千円程度の現金を渡します。その際は、紅白の蝶結びの水引がついたのし袋に、「初穂料」「玉串料」「神撰料」のいずれかで表書きをして渡します。なお、お祓いの料金が事前に徴収される場合は、謝礼は支払う必要はありません。
お食い初めってなに?
お食い初めとは、「この子が一生食べ物に困りませんように」との願いを込めて、ごはんを食べさせるマネをおこなう行事です。お食い初めは、「百日(ももか)の祝い」とも呼ばれており、その名前の通り、赤ちゃんの歯が生えはじめた生後百日目におこないます。また、この日にはじめて箸を使うことから、「箸祝い」「箸ぞろえ」とも呼ばれます。
お食い初めでは、「長寿になれるように」との願いも込めて、祖父母か最年長の親類が赤ちゃんを抱きます。そして赤ちゃんの口に箸を運び、料理を食べさせるマネをします。このときに用意する料理は祝い膳にするのが習わしですが、最近では赤飯や白米のみで済ませる傾向があります。
お食い初めに招待された場合は、お祝いとして食事代程度の現金を包みます。金額は3〜5千円程度が目安です。のし袋は、紅白の蝶結びの水引がついたものを使用し、表書きは「初祝膳」「祝お食い初め」などでおこないます。
